ブログ(佐渡島の山と花の状況)

山と花の状況をお伝えするブログです。
開花情報、残雪状況、通行止情報などを掲載していますので、
旅の前に、ぜひチェックしてください。

トビシマカンゾウの苦難 -2024₋

残念なご報告です。

私も楽しみにしていたトビシマカンゾウですが、先日の大風で打撃を受けていたそうです。

5分咲き位のイメージで現地に到着すると・・・あれ!少な!どうしたの?

撮影をしながら大地をひと回りし、お店の方にお尋ねしたところ・・・5月17日(金)の大風で

開花直前のカンゾウの花茎が折れる事態が発生したとの事です。

大野亀大地の多くのカンゾウが被害を受けたそうです。

自身ショックを受けましたが・・・今までご苦労して整備等に携わった多くの皆さんの事を思うと

何ともやるせない気持ちでいっぱいになりました。

まだこれから咲かせるカンゾウも多くあります。

是非ご覧いただきたいと思います。

来年は見事なカンゾウの大地が観られますよう願っています。

 

写真撮影:令和6年5月26日(日)

 

トビシマカンゾウと大野亀

咲き始めはご覧の通り美しいです

大地一面がこのくらいに咲かす予定でした!

風の影響が少なかった場所もあります

大野亀大地

 

ドンデンのミヤマスミレとニョイスミレ

今年はミヤマスミレのお気に入りがなかなか撮れませんでした。

今月半ば過ぎにやっと撮れました。

もちろん群生を予定していましたが、こればっかりは花次第で難しいです。

今年は姿を見せない花たちが何種かありました。

自然界で毎年咲かすことの難しさがあるのかもしれませんね。

先日、山でお逢いした佐渡の植物の先生からサルメンエビネの減少事例を伺いました。

気象変動(昨年の高温)が大きな要因ではないかとおっしゃっておられました。

気象変動に加え、環境の変化も大いに気になっています。

 

ミヤマスミレ

 

 

ニョイスミレ

ドンデンのお気に入りポイント

大佐渡山地のヒメイチゲ咲く!

大佐渡山地の標高900~1000m付近で見られるヒメイチゲです。

派手さはありませんし、群生もしません。

ポツリ・ポツリと咲くくらいですが、個人的には愛らしくて大好きなお花です。

ヒメが付きますので小さいです。

今年は全て和木縦走路内で撮影しました。

 

ヒメイチゲ

草丈で5cm位

登山道のほぼ中央に咲くヒメイチゲ

大きく見えますが、マクロ撮影です

今週2回目のエビネとの出会い!

エビネもそろそろピークを迎えます。

前々より気になっていた場所に行ってきました。

この時期ですので・・・草が凄いです。

恐る恐る茂みに入ってみると・・・なんだろう?

まんまるの花を付けた花たちが・・・

近寄ってよく見ると・・・なんとエビネでした!

しかも集団で咲いていたのです。

残念ながらピークは過ぎていましたが、来年への期待が大きく膨らみました。

楽しみが一つ増えました。

 

エビネ

驚きました

集団ですね

佐渡のトケンラン咲き始める!

薄暗い場所を好むトケンラン咲き始めました。

集団で咲くことが多いお花です。

今年の個体は花付きが良く、花茎がよく見えません。

これから各登山道で見られるラン科の植物です。

 

黄色の3枚の花弁に紫色の小点が多く散らばります。

ホトトギスの胸や羽裏の下部に多くつく斑点にたとえられる。

トケンランのトケン(杜鵑)はホトトギス。

 

トケンラン

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