ブログ(佐渡島の山と花の状況)

山と花の状況をお伝えするブログです。
開花情報、残雪状況、通行止情報などを掲載していますので、
旅の前に、ぜひチェックしてください。

キバナアキギリ(続)

一ヵ月前に咲き始めをご紹介したキバナアキギリ(黄花秋桐)です。

今日の撮影地は、毎年たくさんの花を咲かせてくれます。

長く伸びた雌しべは特徴があります。

暗紫色の先端は二つに分かれています。

撮影地は北向き斜面でほとんど日が差しません。

このキバナアキギリ、何処にでもあるわけではありません。

佐渡では希少な花だと思っています。

(シソ科アキギリ属)

 

撮影:令和7年10月13日(月)

 

力強さを感じます!

集団をつくり始めました

特徴のあるお花です

キバナアキギリ

佐渡トレッキング協議会からのお知らせ(降雪予想情報)

今週に入り、お客様からの問い合わせで11月20日以降~後半に登山計画をされているとの事で

山の状況を尋ねられました。

 

佐渡の山は、11月10日を過ぎる頃には一回目の降雪が予想されます。

11月20日以降の登山の計画はお薦めできません。

特に尾根沿いはもちろんです。

可能なコースとしては、高度を下げた登山口からでしたら紅葉も楽しめます。

縦走を楽しみたい方は、今から~来月上旬くらいと思います。

11月に寒気が入ってくれば・・・雪化粧した金北山が見られることでしょう。

天候には十分気をつけていただきますようお願い致します。

参考までに昨年と一昨年の情報をアップいたします。

一昨年の降雪は・・・早かったですね。

 

2024.11.19金北山

2024.11.19ドンデン

2023.11.13 金北山

2023.11.13 ドンデン

 

 

ドンデンのナギナタコウジュ・ダイモンジソウ・センブリ他

ドンデンの登山道に生えるナギナタコウジュです。

今年はちょこっとだけ、場所が変わりますと・・・いっぱいありました。

花が片側に並んでついて反り返った花穂を見立ててこの名が付きます。

シソとハッカを合わせたような独特の香りを発するようですが、そのままでは強烈すぎて悪臭と

感じる人が多いそうです。

今年も嗅いでみましたが・・・別に違和感はありませんでした。

 

残念ながら尾根沿いに咲く新たな花たちの紹介はこれで終了します。

ダイモンジソウやセンブリもそろそろ終盤を迎えます。

あとは高度を下げて数少ない花探しと紅葉ですね!

この日のドンデン高原は、紅葉の確認はできませんでした。

これから期待したいです。

 

令和7年10月10日(金)

 

 

ナギナタコウジュ

今年は控えめでした

高度を下げると勢いがあります

 

ダイモンジソウ

この子たちが最終かもしれません

センブリ

前日よりも気温が低く、曇り空で開きがチョッピリでした

 

尻立山の紅葉は・・・まだ確認できません

綺麗に刈り込まれた芝地とドンデン避難小屋

いつものドンデン池

 

尻立山からの眺め

色づくのは・・・もうすぐ!

タマバシロヨメナ・ホクロクトウヒレン(白)

野菊の姿をよく見かけるようになりました。

日影に群生するタマバシロヨメナ(珠葉白嫁菜)です。

本州の日本海側に多く、葉が広卵形になりシロヨメナと混生しているようです。

なお、タマバシロヨメナはシロヨメナの変種との事

菊は種類が多く難しいですね。

撮影地は、まだ咲き始めで見ごろはこれからですね。

 

また、傍ではホクロクトウヒレンのシロバナが見ごろを迎えています。

前回の撮影はピンク、この子たちにも色違いはあります。

雰囲気がチョット変わって見えますね。

 

撮影:令和7年10月12日(日)

 

タマバシロヨメナ

咲き始めは清楚な感じを受けます

この中にホクロクトウヒレンもいます

数日で満開!

 

ホクロクトウヒレン

こちらもシロバナ

集団で生えています

もちろんピンクもあります

オオニガナ(大苦菜)

キク科フクオウソウ属のオオニガナ(大苦菜)です。

草丈は60cm~150cm、本州の近畿地方から東北に分布し山中の湿地に稀に見られるそうです。

花の直径は4cm位と大きく目立ちます。

 

2000年まで環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類(Vu)に指定。

しかし、その後は個体数が増えたためランク外と判定されました。

レッドリストから外れても数少ない花であることに間違いないですね。

今年も美しい花を咲かせてくれました。

 

オオニガナ

存在感のあるお花です

直径4cmの花は目立ちます

今年も賑わい始めました!

草丈は1~長い子で2m近くありそうです

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