ブログ(佐渡島の山と花の状況)

山と花の状況をお伝えするブログです。
開花情報、残雪状況、通行止情報などを掲載していますので、
旅の前に、ぜひチェックしてください。

チチッパベンケイ ・・・今年も苦難!

岩上に生えるチチッパベンケイ(乳葉弁慶)です。

別名:チチッパベンケイソウ

今年もほとんどの個体が開花を前に花が枯れてしまいました。

夏の猛暑の影響からでしょうか?

辛うじて今年も数株のみの開花でした。

来年は絶対に・・・見事な花を咲かせてくれることを期待します!

 

チチッパベンケイは、東北地方及び中部地方の多雪地に分布し、山地の岩上に生えます。

佐渡では数少ないお花です。

 

 

チチッパベンケイ

今年も何とか逢うことができました

岩上に生えています

一昨年撮影のチチッパベンケイ

稜線の最終花 フクオウソウ(福王草)

稜線付近のセンブリが見頃を迎えています。

もう~ 紹介するお花は終わった!

と思った矢先に・・・

大事な花を忘れていました!!

 

早速、花探しに出かけてきました。

何処にでもある花ではありませんので少々心配しましたが・・・

探してみると・・・ありました。

しかも咲き始めの3株でドンピシャでした。

地味な花かもしれませんが、今年は特に美しいと感じました。

 

山地の薄暗い林内を好み、花は横から下向きに咲きます。

薄暗い場所で下向きに咲くお花・・・見逃すことが多いお花かもしれません。

和名は三重県の福王山に由来、日本固有種

キク科フクオウ属

 

この時期アケボノソウはよく見かけるようになりました。

そしてトリカブトの白!・・・残念ながらよく見るとシロに近いトリカブトでした。

山の花は、もう少し楽しめそうです。

 

写真撮影:令和5年10月3日(火)

 

フクオウソウ

この個体は花をたくさん付けていました

登山道脇に咲いていますが、草丈は50~60cm位ありそうです

 

アケボノソウ

道路の脇に沢山!

 

こちらも道路の脇から・・・目立っていました!

よく見ると紫が残っていました

ホクロクトウヒレン(北陸塔飛廉)咲き始める

キク科、トウヒレン属のホクロクトウヒレン(北陸塔飛簾)咲き始めました。

アザミに似ていますが、トゲは無く葉も全く違っています。(日本固有種)

分布は本州北陸(新潟県・富山県・石川県能登半島西側の海岸)

佐渡の個体は、小型で草丈は30~50cmくらいとなります。

 

撮影中は・・・蚊の大群に襲われ大変でした。

虫よけ対策をしていても効果はあまり得られませんでした。

 

撮影:令和5年9月30日(土)

 

ホクロクトウヒレン

刺はなく容易に触ることができます

こちらはシロに近いです

周りの蕾もこれからです

ハマベノギク・・・見頃を迎えました!

海岸の砂地に咲くハマベノギク(浜辺野菊)です。

前回の撮影から九日が経過、淡紫色と白花が砂浜に見事な花を咲かせています。

花は大きく3~4cmはありそうです。

残念ながら今年は昨年よりも花付きがよくなく、少ないと感じました。

それでも見ごろを迎えたハマベノギクと潮風に当たりながらの撮影は心が和みます。

 

分布は富山県以西~九州の日本海側とされています。

佐渡が北端かもしれませんね。

 

 

ハマベノギク

砂地に生えます

目の前が海

 

 

平城畑のノコンギクとアキノギンリョウソウ

石花登山道の平城畑(標高653.5m)に来ています。

昨年につづきノコンギクの群生を観たく訪れました。

しかし、今年は夏の高温の影響からでしょうか?

花付きが随分少なく感じました。

自然界で咲かすことの難しさを痛感しました。

また来年も予定に入れたいと思います!

 

今年初のアキノギンリョウソウ・・・石花登山道で何ヶ所も確認できました。

よく見ると中々可愛いです。

 

今日は松倉山へ行く予定にしていましたが・・・カツボラ池の分岐を入ってすぐに

ススキ、その他低木などで登山道が確認できません。

道が分からないだけでなく・・・イバラだらけ!

イバラは本当に厄介ですね!!

本日は同行者もあったことから引き返しました。

時期をみてパトロールに出かけたいと思います。

 

撮影日:令和5年10月2日(月)

 

ノコンギクと金北山

ノコンギク畑

昨年は広範囲にこれくらい咲いていました

今年は海が見えるようになっています

アキノギンリョウソウ(ギンリョウソウモドキ)

可愛いですね

登山道脇にこんな感じで生えてます

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