ブログ(佐渡島の山と花の状況)

山と花の状況をお伝えするブログです。
開花情報、残雪状況、通行止情報などを掲載していますので、
旅の前に、ぜひチェックしてください。

タマゴダケ

先月後半より登山道を歩いていると・・・たくさんのキノコたちに出逢います。

私は・・・キノコは詳しくありませんので持ち帰ることはありません。

先日の撮影に出かけた際に出逢ったタマゴダケです。

鮮やかな色は・・・登山道を歩いていて遠くからでも良く見えます。

国内では有毒キノコのように誤解されがちですが、実際には無毒で食用キノコとして人気

だとか・・・

食用にするのは、傘が完全に開いたものより写真の幼菌のほうが適しているとの事。

私は・・・撮影だけで収穫は遠慮します。

 

登山道の中央に生えています

美しいですね

探してみると傍にあります

この子は帰りの車道に!

ミヤマママコナとシオガマギク

大佐渡の尾根沿いにミヤマママコナが咲き始めました。

まだ小さな集団にすぎませんが・・・これから大きな集団をつくってくれることでしょう。

撮影当初は気が付きませんでしたが、一緒にいるのは・・・シオガマギク!

もう咲き始めたんですね。

少し遅れるかと思いましたが、秋の花は意外に早いかもしれませんね。

シオガマギクは、今年もドンデンに行こうと予定しています。

 

ミヤマママコナ

シロに近い花です

この中にシオガマギクがいます

独特なお花

シオガマギク

サドアザミ

佐渡の主要種は3種、ノアザミ・ナンブアザミ・ナンブアザミの変種で

大佐渡の尾根などで見られるのがサドアザミです。

サドアザミは唯一、佐渡の固有種(変種)です。

これから大佐渡山地のいたるところで見られます。

 

見分けは総苞片が反曲するのがナンブ、

サドアザミの総苞片は斜上するとあります。

葉の切れ込みからも分かるそうです。

また、総苞内片に腺体があって総苞は少し粘るそうです。

一般には海岸がナンブ、山はサドアザミと言われているようですが例外もありそうです。

区別するのになかなか難しいお花かもしれませんね。

 

撮影:令和7年9月2日(火)

 

サドアザミ

ホウジャクが忙しく飛び廻っています

見慣れた景色です

オオシラヒゲソウ(大白髭草)

山地にひっそりと咲くオオシラヒゲソウです。

今年は猛暑と少雨の影響を受けたように感じています。

昨年に比べ花数は少なく、遅れ気味です。

この子たちは、容易に行ける場所ではないことから来年に期待したいと思います。

オオシラヒゲソウの分布は、兵庫県~秋田県の日本海側、数は少なく希少なお花です。

花の直径は3cm、花は繊細で名前の由来通り『白髭』ですね。

今年も何とか無事に逢えて良かったです!

 

オオシラヒゲソウ

名前の由来通り、白髭!

葉は特徴があります(ウメバチソウ属)

川に入っての撮影です

【参考】昨年の子たち

ヤマトリカブト(山鳥兜)

尾根沿いのヤマトリカブトが目立つようになりました。

花の形や猛毒を持つ性質からどこか敬遠されるお花ではないでしょうか?

花のイメージや花色が毒々しいと感じる方も多いかもしれません。

ヤマトリカブトの花言葉を調べてみると・・・騎士道・忠誠心などがあるようです。

トリカブト全体では・・・復讐や厭世的(えんせいてき)とあまり良いイメージはありません。

 

しかし、お花として観察して見ると美しいとさえ思えます。

花色が微妙に異なり・・・シロバナも存在します。

今年も色違いのヤマトリカブトに出逢いたいと楽しみにしています。

 

ヤマトリカブト

ヤマトリカブトも咲き始めは初々しいです

尾根沿いで一番目立つ花ですね

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